ピアノの一括見積りはおすすめできない。直接見積りをとるべき理由3つ

ピアノの買取業者はいろいろあって、どれがいいのかわからず困惑すると思います。そんな時にネットに出てくる
一括見積りサービスの文字……。便利そうですが、おすすめしません。理由はわりと単純です。
1 結局個別に連絡が必要だから
一括見積りサイトの利用法は次の通り。
1 メーカー名や型番、ピアノの引き取り場所や個人情報を送信
2 業者から査定額の連絡が来る
3 いいと思った業者を選び、現物査定の日取りを決める
結局、それぞれの業者とやりとりをしなければなりません。
では、一括見積りサイトがしてくれたことは何でしょう?そう。フォーム送信しただけです。
それだけのサービスのために、どうでもいい会社も含めて背後に何社いるかわからない大量の会社に個人情報をばらまくことになります。
たったそれだけのことなら、ご自身でやっても大した手間ではありません。
ほぼすべての買取サービスは、オンラインで受け付けています。電話は不要。
ネット検索して、査定申し込みフォームに記入するだけです。
また、ほとんどの一括見積りは、「搬送料を含む」「キャンセル無料」などの条件を細かく指定できません。
つまり、査定は高いけど別途高い搬送料を取られる会社、出張は無料だけどキャンセル料がかかる会社が含まれる可能性があります。
査定料、出張料、キャンセル料無料のサービスをご自身で選んだ方が安全でしょう。
2 大量に見積りを取ると、対応や断りが面倒だから
見積りを一回受けとるだけで終わればいいのですが、「その後どうですか?」と営業メールが届いたり、直接電話が来たりします。
これは、複数社から同時にされるとかなり負担です。
特に電話は困ります。会社名や見積り金額を一回見ただけで記憶しているわけないので、「ピアノ買取の○○です!ご検討いただけましたか?」と言われても即答できません。
同様のことを、引っ越しの一括見積りサイトを利用して経験した方も多いはず。
かえって面倒では本末転倒ではないでしょうか。
3 一括見積りサービスが仲介マージンを引くから
一括見積りサービスは、登録した業者に送客して、仲介手数料を受けとるという業態です。
一括見積りサイトを通した場合、する仕事は同じなのにピアノの買取業者はそれだけ損するわけです。
その損失分を埋めるには、査定を安くするしかありません。
これ、ピアノの買取業者もお客様も、得していませんよね。
もちろん、すべての一括見積りサービスを否定はしません。
たとえば、工場の照明を全面LED化したい、チェーン店すべてに防犯システムを導入したい、といったような場合、一括見積りはとても便利です。
現地の状況や必要スペックなどの条件を細かく指定する必要があるので、同じ複雑な説明を何度も行うのは手間ですよね。一回で済むなら時間の節約になります。
それをとりまとめてくれる紹介サービスなら有益です。
ピアノは製造番号を転送するだけなので、そうではないかな……ということです!