ピアノをオンライン査定に出す時に、伝えること

ピアノは概ねメーカー名、モデル名、製造番号(製造年)で査定額が出るので、オンライン見積りをしている買取会社が多いです。特に伝えておいた方がよいことをまとめました。

状態をできるだけ正確に伝える

オンライン査定は便利ですが、現物を見ていないのでそこまで正確ではありません。
現物査定で難点が見つかると、査定額がどんどんマイナスになっていきます。
過剰な期待をしないためにも、瑕疵はできるだけ正確に伝えましょう。

買取不可となりそうなピアノは査定を断られることもありますが、その方がお互いに時間も労力も無駄になりません。

ピアノ以外の備品の有無

椅子、カバー、取扱説明書など、購入時に付いていたものがあれば記載しておきましょう。
特に高級なピアノ椅子以外は、メーカー外のアクセサリーは査定にプラスにはなりません。
消耗品の類いも、書かなくても大丈夫です。

傷や錆の場所と程度

伝えきるのが難しい部分です。
傷は、種類、程度、場所を記してください。
「やや傷あり」だけではまったく伝わりませんので、できるだけ具体的に。

例:
トップサポートに幅15㎝×3㎝の擦り傷が二箇所。植木鉢をずらして付いた傷で、
1メートル離れればわからない程度です。

蓋に直径3㎝ほどの打痕。触らず目視できる深さ。
木部が見えるほどではありませんが、塗料が剥げています。

ミュージックワイヤから留め具に錆が進行しています。
その他は問題ありません。

不調の程度

発音機構自体の不調があれば、それもできるだけ正確に記載してください。

例:特定の音だけ響きが悪い。
音が出ない鍵盤がある。
音がこもったような感じ、音が小さい、音が濁っている、異音がする。
鍵盤が戻らない。ひっかかるような感じがある。
鍵盤が取れている、ガタついている。
鍵盤の重さが不均一(硬い、柔らか過ぎるなど)。
ペダルが重い、動きが鈍い、効果が持続しない。

上記のような症状があれば記載してください。
調律していないことは、査定に影響はありません。
長年調律していないことが原因のわずかな音の狂いは、特に触れなくてもいいでしょう。
買い取り額にプラスになるわけではないので、お金かけて調律もしなくて大丈夫です。

多少状態が悪くても査定してくれる業者もある

いくつかのピアノ買取業者からオンライン査定で断られてしまっても、諦めずに探してみてください。
総合買取店の中には、多少状態が悪くても査定してくれる業者があります。
このサイトで挙げている「コヤッシュ」もその一つです。