ピアノの買取でおすすめできない悪徳業者とは?

ピアノの買取を行っている業者はいろいろあります。一番多いトラブルは見積もり金額より実際の買取金額が低いというもの。現物を見て瑕疵があれば買取金額が下がるのは当然なのですが、納得できる説明があるかどうかが大事です。よくない業者の例をご紹介します。

【大前提】出張、査定、キャンセルが無料の業者を選ぶ

大前提として、出張料、査定料がなく、売却をやめてもキャンセル料が取られない業者を選びましょう。そうでないと複数見積もりをとることができません。
ウェブサイトやチラシなどの広告を隅々まで見て、この三つが書かれていない業者には連絡してはいけません。
比べて、納得して、売るのが基本です。最初の業者一発で決めてはいけません。

よくない業者:相場と大きくかけ離れている

オンライン査定で高めに出しておき、現物査定で下げるという業者があります。
あまりに相場とかけ離れている場合、下がった理由の説明に納得できない場合は売却をキャンセルしましょう。
ピアノはかなり買取価格が安定しているので、型番号だけでだいたい見積もりが出ます。大手の信頼できる買取業者も、現物を見ずにオンライン査定を出しています。傷や故障があれば自分でしっかり申告し、その通りなら事前の見積もり通りの売却、という流れです。
ただし、本人も気づいていなかった瑕疵が現物査定で見つかることはあるでしょう。当然値段は下がります。
これは仕方がないことなので、値段が下がったからといって悪徳業者とは言えません。

よくない業者:値段が付かないと嘘をつく

中古業界にはよくあることですが、「値段は付かないが無料で引き取ります」と、持っていってしまう業者があります。
ピアノの処分を廃品回収業者に依頼すると3~6万円かかるので、引き取るということは実際は「値段がつかない」ではなく、3~6万円以上で売れると踏んでいるということですね。
本当に処分費と同等ならこういう業者に引き渡してもいいのですが、嘘の可能性もあります。
これは、複数見積もりを取ることでしかわかりません。
もし、値段が付かないと言われたら一旦キャンセルしましょう。

よくない業者:その場で決めさせようとする

査定に来るだけでも半日くらいの人件費がかかっているので、もちろん業者は即決が嬉しいものです。
しかし、大きな金額の即決を促すのは親切とは言えません。
見積もりの有効期限に法的な決まりはありませんが、見積もり有効期限が短いなら、また見積もりを取ればいいのです。
ピアノの中古相場が数日で乱高下することはほぼありえません。「この見積もりは今日だけのサービス価格です」と言われても気にしなくて大丈夫です。
「そうですか。一旦考えます」とサラッと言いましょう!

よくない業者:他の物も出させようと粘る

総合買取店は、他の不要品も一緒に買い取ってくれるので便利です。家電や衣服、骨董などを一緒に処分することでちょっと色を付けてくれることもあります。
ただし、ないと言っているのに「金、プラチナのアクセサリーはありませんか」「ブランドバッグやロレックスはありませんか」としつこく言い寄る業者は要注意。
ピアノは玄関先での査定というわけにいかないので、どうしても家の中に業者を入れることになります。
その際、絵画や家具をジロジロ見回して値踏みしていた、他の部屋に勝手に入られて物色されたという話もあります。
毅然と帰ってくださいと言えるよう、査定の際は他の家族もいる方が安心です。
特に、買い取りトラブルは高齢者一人の応対時に多く発生しているので注意しましょう。