ピアノを売るならどこがいいのか。専門店の方がいいの?

ピアノを専門とする買取サービスと、何でも買い取る総合買取りサービス。買取価格は、会社による違いはありますが専門と総合で顕著な差はありません。しかし、買い取れる品物には違いがあります。
買取価格は、どちらが上とは言いがたい
ピアノは、中古市場が安定しているので、概ね買取相場が決まっています。
骨董、アート、ブランドのように真贋に注意する必要があまりないですし、突然あるモデルの需要が爆増して価格が高騰するといったことも少ないです。
実際、ピアノは現物を見ずにオンライン査定しているサービスが多く、しかも「現物を見たあとで価格を下げません」と謳っている会社もたくさんあります(申告した状態と違う場合は除く)。
これは、ピアノ専門店でも、総合買取店でも同じです。
ピアノ専門の買取サービスは、状態の善し悪しがシビア
ピアノ専門の買取サービスは、状態が悪いと査定や買取を断るというケースが多くあります。
ピアノ専門の買取サービスには、ピアノの販売店、ピアノメーカーの子会社が含まれることもあり、国内で再流通させることが多いためです。
日本人はクオリティに対する目がシビアなので、弾ければよいとは考えません。
できるだけ新品同様のもの、状態のよいものが好まれます。
だから、ピアノ専門の買取サービスは、できるだけ状態のよいピアノを求める傾向があります。
総合買取店は、多少状態が悪くても買い取ってくれることが多い
対して総合買取店は、多少の傷汚れなら査定を断らない、買い取り可能という会社が多いです。
これは、再流通先がほぼ海外のため。
特に、経済成長しているアジア圏でのニーズが高く、近年ではベトナムが伸びています。
中国では日本製ピアノの人気が非常に高いです。
まだそこまで裕福ではないが子どもにピアノを習わせたいと考える親たちにとっては、ちゃんと弾ければよく、中古品に新品同様の品質は求めないというわけです。
状態に自信がない場合は総合買取店がおすすめ
ピアノ専門だからよい、総合買取店だから悪いということはありません。
いずれにしても見積りは複数とることをおすすめしますが、あまり状態に自信がない場合は、最初から総合買取店に依頼すると手間がないでしょう!